子供たちの間では大人気の動画アプリ「TikTok」ですが、私は名前を聞いたことがあるくらいで何も知りませんでした。
でも、未就学児の次男が小学生に勝手に動画をとられてTikTokに投稿されてしまったことで対処せざるを得ない状況になりました。
この経験からわかった、勝手に動画を撮影、TikTokに投稿されてしまった時の対処方法を紹介します。
目次
わが家がTikTokの危険性を実感したできごと
未就学児の次男が公園で知らない小学生に勝手に動画をとられてTikTokに投稿されてしまって、それに対処していった過程を紹介します。
未就学児の子供が小学生に勝手に動画を撮られTikTokに投稿された
休日に、公園で子どもたちを遊ばせていた時に、その出来事は起こりました。子どもたちがベンチに座っている私のところに慌てた様子で走ってきました。
小学校低学年の長男の話では、違う小学校の6年生の男の子が未就学児の次男に(鉄砲を打つような)変なポーズを何回もさせてスマホで撮影した。そして、友達に「この動画をTikTokに投稿する」と言っていた、ということでした。
びっくりして、次男を撮影したという6年生の男の子を探しました。すぐに見つかったので、次男を撮影した動画を見せるよう言い、見せてもらいました。
次男がとまどった表情でいろいろポーズをされられている動画を確認しました!
TikTokアプリも開くよういい、その動画がTikTokに投稿されているのも確認しました。顔もうつっていました。
他人を勝手にとって投稿するのはいけないこと、とその子に伝え、その場で親御さんに電話をしてもらいました。電話に出たお母さんに事情を説明すると、今からすぐ行きます、と言ってくれました。
投稿した本人にTikTokで動画を削除&スマホに保存してある動画も削除してもらう
すぐに動画を投稿した男の子のお母さんが来てくれたので、TikTokに投稿された動画を見てもらいました。お母さんはTikTokを利用していたことも知らなかったそうで、ショックで涙ぐんでいました。
こちらはすぐに動画を削除してもらいたいので、その場でTikTokに投稿した動画の削除、スマホに保存されている動画の削除をしてもらいました。
私も自分でTikTokに登録をして、次男の動画を投稿した男の子のID番号から動画が削除されていることを確認しました。
相手のお母さんは「アカウントも削除させる」とおっしゃっていたので、後日確認したところ、アカウントも削除されていました。
勝手に他人に撮られた動画がTikTok投稿された場合の対処法
子供や自分の動画が誰でも見ることのできるネット上に投稿され、ダウンロードもできてしまうという状況はとても怖いですよね。
TikTokに投稿されてしまった動画を削除する方法を紹介します。
投稿した相手がわかるなら動画を削除するよう依頼する
自分の動画を投稿してしまった相手がわかっている場合は、その本人に動画を削除するよう依頼をしましょう。
その際、相手のTikTokのIDを聞いて、自分でも投稿された動画が削除されているかを確認しましょう。
そのためには自分もTikTokへ登録する必要があります。
相手が動画を削除しない、TikTok規約違反や違法性がある場合
相手が動画を削除してくれない場合や、TikTokいてい違反や違法性が有ると思った時はすぐにはTikTokへ動画の削除とアカウント削除を依頼しましょう。
【TikTokに登録していない場合はメールで依頼】
自分がTikTokに登録していない場合のTikTokへの連絡はメールになります。
- TikTokのメールアドレス:feedback@tiktok.com
TikTokの規定に、「他のユーザーがアップロードした情報・コンテンツへの苦情申立連絡先」としてこのメールアドレスが記載されています。
動画やアカウントを削除してもらいたい場合は、その相手のIDが必要になります。
【自分がTikTokに登録済の場合は「通報」しよう】
自分がTikTokに登録済みの場合は、TikTokアプリから通報をしましょう。
自分が通報したことが相手にバレてしまうことはありません。
「プロフィール画面」から通報する方法と「動画画面」から通報することもできます。それぞれの通報の仕方を紹介します。
① 通報したい相手のプロフィール画面を開く。
② プロフィール画面のプロフィール画像の横の「…」をタップする
③「報告」をタップ
④報告する「理由」を選んでタップ
⑤「報告の説明」を入力する(省略可)
⑥「提出」をタップして完了
①動画の「→シェア」をタップ
②「報告」をタップ
③報告する「理由」をタップ
④「報告の説明」を入力する(省略可)
⑤「提出」をタップして完了
TikTokは利用していない子供にも危険性がある
私と子供が経験したように、TikTokを利用していない子供も、TikTokに顔を出して動画が投稿されてしまう可能性があります。
友達に動画をとられて勝手に投稿される危険性がある
今回、私の息子は知らない小学生に動画をとられてしまいましたが、友達と一緒に写っている動画が投稿されてしまうこともあります。
また、動画をとっている子どもたちの後ろに写り込んでしまって投稿されてしまうこともあります。
勝手に自分の動画が投稿されてしまう危険性を子供に伝えよう!
子供に「自分の動画が勝手に投稿されてしまう危険性がある」ことを伝えましょう。
スマホのカメラを向けられたり、友達と一緒に動画をとったときは、その動画を投稿しないよう、動画をとった相手に伝えられるようにできるといいですね。
ただ、伝えるのも難しい場合もあると思います。できる限り動画にうつらないようにするようにするのも一つの方法です。
TikTokの利用は規定で13歳以上と年齢制限がある
TikTokには「13歳以上の方のみ利用できます」という規定があります。
登録の際に年齢を確認する項目もないため、小学生でも登録できてしまいます。
TikTokは子どもたちに人気のある楽しいアプリですが、ルールを守り、危険性を理解して利用することが大切です。
まとめ
勝手に顔の写った動画が投稿されてしまった場合の対処法を紹介しました。
子供もスマートフォンを持つ時代。子供自身の身を守るためにも、TikTokなどのSNSを利用する際の危険性やマナーを子供にしっかりと説明し理解してもらうことが大切です。