最近は中学受験をするご家庭が増えいています。わが家も息子が中学受験にチャレンジすると決めた瞬間から、「塾はいつから?」「塾選びはどうするの?」など疑問が出てきました。
中学受験を終えた先輩ママ、中学受験真っ只中の先輩ママたちに話を聞いたり、実際に塾の説明会・相談会に行き、塾を選びました。いろいろ調べてわかったことをまとめます。中学受験チャレンジを検討している方の参考に少しでもなればうれしいです。
- 中学受験するなら塾はいつから始める?
- 塾選びのポイント
- 塾の費用はどれくらいかかるの?
- 中学受験の塾通いでの親の役割
について書いていきます。
目次
いつからスタート?中学受験する小学生の塾
「いつから塾に通い始めるのか?」これは「中学受験」を念頭に通塾する場合とても気になるところです。 塾に通い始める時期は受験対策の大切なポイントです。
3年生の2月(新4年生)から通塾開始が最も多い
中学の入学試験が2月までなので、大手の塾はそれに合わせて新学年のスタートを2月にしています。 入試までに、入試に出る問題を網羅して学習する必要があるため、大手進学塾は4年生から受験策を本格化させています。
さらに、5年生からは学習量も学習スピードも一気に増えます。5年生から塾に入ると、塾通いに慣れるのに時間がかかり、受験対策の学習が身につくようになるまでに時間がかかってしまう恐れがあります。
また、4年生中に塾で学習することに追いつくまで時間がかかります。なので新4年生になる3年生の2月から塾に通い始めるケースが多いです。
小学3年生の夏期講習~9月ごろの入塾がおすすめ!その理由は?
私の体験や、周りのお受験経験者の体験をみてみると、小学3年生の夏期講習~9月くらいに入塾することをおすすめします。 その理由をまとめます。
- 人気進学塾の「入塾テスト」に受かりやすい&上位クラスに入りやすい。
- 万が一「入塾テスト」に不合格ても時間的余裕がありあわてずに対策できる。
- サピックスは4年生で「募集停止」になる校舎がある。
- 3年生は授業のペースがゆっくり。親も子も塾に慣れやすい。
ひとつずつ具体的にみていきましょう。
「入塾テスト」に受かりやすい&上位クラスに入りやすい
大手塾には、入塾テストがあります。入塾テストの結果で、同じ学力の子どもたちと同じクラスに振り分けられますが、入塾テストで不合格になる、ということもめずらしくありません。
難関校合格実績がいいサピックスは、「入室テスト」で不合格になったという話をよく聞きます。3年生のうちはライバルが少ないこともあり「入室テスト」にに受かりやすい時期です。
受かりやすいときに合格しておくのはおすすめです。 また、サピックスの場合、3年生までの入室テストは「算数・国語」の2教科です。それが、4年生からは「算数・国語・理科・社会」の4教科になるので、入室テストの対策も難易度があがります。
万が一「入塾テスト」が不合格でも慌てず対策できる
大手塾には「入塾テスト」があります。その入塾テストで不合格になることもあります。不合格になる理由は、「緊張」「テスト慣れしていない」「塾対策の勉強をしていない」など様々です。
不合格になっても、3年生の早いうちであれば、しっかり対策をして受けなおすことができます。新4年生になってから入塾テストに落ちると、時間的余裕がなくなります。
対策をしている間に授業が進んでいく、塾の定員が埋まっていくなどということがあり、親が焦ります。 そうすると、子どもがその塾に合っているか、など冷静に考える余裕がなくなってしまう、ということも起こります。
サピックスは4年生で「募集停止」になる校舎がある
サピックスの話になりますが、サピックスは4年生で「募集停止」をする校舎が出てきます。募集停止になってしまうと、いくら子供の成績が良くても入室できません。 サピックスに入室したいのなら「募集停止」になる前に入室しておく必要があります。
3.授業のペースがゆっくりの3年生は親も子も塾に慣れやすい
3年生のうちは、通塾日数・授業時間ともに少なく、家庭学習の量も少ないです。3年生のゆるやかなペースの時から通塾をはじめると、それほど無理なく親も子どもも塾に慣れていくことができます。
5年生からでも間に合う!
中学受験は4年生のうちに塾に通っていないと間に合わにかというと、そういうこともありません。 家庭学習のペースができていて、自宅でしっかりと学習してることは必要です。
学校での学習と進学塾での学習の内容は違うので、中学受験用の教材で学習しておくことも必要です。 また、どういった中学を第一志望にするか、でも学習の仕方がかわります。
子どもが「この学校に入りたい!」と強く思っている中学があるなら、子どものモチベーションが高く、しっかり集中して学習に取り組めるので、挽回していくということも十分にあります。
5年生からの中学受験については別のページで詳しく書きたいと思います。
中学受験の塾の選び方。まずは大手塾を検討
中学受験を考えたとき「たくさんある塾の中から、どこを選ぶか」ということがとても大きなポイントとなりますよね。
大手進学塾は受験までのカリキュラムがしっかり組まれている
大手進学塾のカリキュラムは、中学受験に必要な学習内容が網羅されています。大手の進学塾は今までの積み重ねで、入学試験の傾向などもきちんと把握しています。 定期的に確認テストもあり、どこが身についていないのか把握できます。そうすることで、効率的に復習もできます。また、「次回のテストをがんばろう!」と短期的な目標も立てやすいので、子供もモチベーションを保つことができます。 大手塾は、志望校の「出題傾向」や「合格ライン」などの情報を豊富に持っています。これらの情報は中学受験の大きな武器です。大手進学塾に在籍していると最新の情報を得ることができるので、これは心強いです。
大手進学塾にはそれぞれ特徴がある!子供の個性にマッチしているか。
まずは、大手の進学塾の説明会・体験学習に参加してみることをおすすめします。 大手進学塾といっても、それぞれの塾は特徴があり、違いがあります。子供の特性と塾の特徴が合っていないと、子供の実力を活かしきれないことも大いにあります。 例えば、定期テストの結果で所属するクラスが定期的に変わる、サピックスのような塾は、激しい競争が苦手な子供は、塾に行くことが辛くなってしまうこともあります。 たくさんの問題をどんどん解いていく量をこなして成績を上げるタイプの塾が合わない子供もいます。 説明会や体験学習に参加をして、子供の様子を見たり、感想を聞いてみてると、どの塾があっているかを判断していくことができるます。 また、テキストを見せてもらい、家庭学習の量も確認することもおすすめです。
同じ塾でも校舎によって違いがある!説明会や体験学習で雰囲気を確認!
同じ塾でも、校舎によって雰囲気が大きく違ったり、規模(在籍生徒数)や合格実績が違ってきます。 塾全体では合格者が多くても、この校舎からは合格者がほとんどでていない、となると、その校舎に通わせるメリットが激減します。 塾全体の特徴の違いももちろん大切ですが、校舎ごとの違いも大切ですので、実際に説明会・体験学習で雰囲気をみることが大切です。
塾への通いやすさは?通塾時間は?満員電車に注意!
塾への通いやすさもとても大切です。高学年になると、授業が終わるのが21時を過ぎてきます。通う頻度も週4日などと多くなります。 通塾時間が長いと、帰宅時間も遅くなり、睡眠時間が短くなります。睡眠時間が短くなると集中力が低下したり、体力が落ちることにつながります。 また、行き帰りが満員電車で、長く乗車しなければならない場合もあります。満員電車は精神的にも体力的にも疲れてしまうので、要注意です。